漫画『ブルーロック』の最新話、第328話「GOD」が2025年12月10日に発売された「週刊少年マガジン2・3合併号」に掲載されました。今回のエピソードでは、潔世一と絵心甚八の対話が中心となり、物語の根幹に迫る重要な情報が明かされています。
あらすじ
ナイジェリア戦での勝利後、潔世一は絵心甚八に呼び出されます。絵心は、潔が試合の最後に仕掛けたギャンブル性の高いプレーについて言及し、再現性のない勝ち方を主軸にしないよう忠告しました。しかし潔は、ノエル・ノアに勝つための「世界一になる」理論が見つかりそうだと語り、絵心のサッカーだけでは物足りないという本音をぶつけます。
その後、二人はブルーロックの屋上へと向かい、絵心は自身の現役時代、特に「サッカーを辞めた理由」について語り始めました。絵心はかつて、「サッカーの神様が存在しないと説明できないような奇跡的なプレー」を経験したものの、最終的には神の不在を認識し、サッカーを諦めたことが示唆されます。 対して潔は、絵心を「サッカーの神様」に会えるように導くと宣言し、物語は次なる展開へと続きます。
考察
第328話「GOD」は、潔と絵心の関係性が新たなフェーズに入ったことを強く印象付けます。潔が絵心の指導に対し「物足りない」と感じ、自らの「世界一になる理論」を模索する姿勢は、彼が絵心の描くビジョンすらも超えようとするエゴイストとしての進化を示しています。
また、絵心が語った「サッカーを辞めた理由」と、かつて経験した「奇跡の7分間」は、彼のエゴの原点であり、『ブルーロック』プロジェクトの根底にある思想を理解する上で非常に重要な要素となるでしょう。 「サッカーの神様」という抽象的な概念を巡る二人の対話は、単なる技術論を超えた、フットボールの本質に迫るテーマが描かれていることを示唆しており、今後の展開で絵心の過去がさらに深掘りされることに期待が高まります。
感想
今回の328話は、潔と絵心という、これまで師弟関係でありながらもどこか距離があった二人が、真正面からサッカー観をぶつけ合う貴重な回でした。 潔が絵心に対して「もうアナタのサッカーだけじゃ物足りない」と言い放つシーンは、彼の計り知れない成長と、飽くなきエゴの追求が感じられ、読者として鳥肌が立ちました。
そして、絵心の口から語られた過去の経験と、サッカーを辞めた理由、そして「サッカーの神様」というワードは、物語に一層の深みと神秘性を加えています。 潔が「神さまに逢いに行く」と決意するラストシーンは、今後の『ブルーロック』がどのような高みを目指すのか、その未来を強く予感させる、非常に印象的な幕引きだったと言えるでしょう。
